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2011年1月18日(火)-26日(水)【天声人语】朝日新闻

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2011年1月18日(火)

チャプリンが初めてつくったトーキー映画は1940(昭和15)年の「独裁者」だった。権勢をきわめていたヒトラーに敢然と挑んだ作品は、時代への深い洞察に満ちた名画の中の名画とされる▼それまでは無声映画にこだわっていたという。だが、対決する独裁者は、言葉を操って人心をあおる扇情の徒である。自ら語る声なしには挑めなかっただろう。結びのヒューマニズムあふれる演説は名高く、映画史上最も感動的な台詞(せりふ)という人が尐なくない▼北アフリカのチュニジアで、長年の独裁政権が崩壊した。強力な警察組織によって言論が厳しく制限されてきた国である。打ち破ったのはインターネットだったそうだ。強権にあらがうコミュニケーションの道具に、チャプリンが頼みにしたトーキーが重なり合う▼時代も背景も違うが、ともに「個」を権力者に対峙(たいじ)させうる利器であろう。チュニジアでは、携帯で撮影されたデモの映像や、次のデモの呼びかけが広がり、市民を動員していった。その威力を、天上の喜劇王はうらやんでいようか▼今回の政変は、チュニジアを彩る花から「ジャスミン革命」と命名されたそうだ。周辺には似たような強権国家が多い。民主化のドミノ倒しを案じ、漂う芳香に気の休まらぬ権力者もいるように聞く▼映画のチャプリンは演説で「飛行機とラジオは私たちの距離を縮めた。民主主義の旗の下で手をつなごう」と呼びかけた。いまやネットで世界が瞬時につながる時代である。「両刃の剣」は承知しつつ、より良き世界への希望を見る。

2011年1月19日(水)付

〈先生がニコっとして言う「がんばるな」私の中で「がんばれ」になる〉と北海道の高3の女生徒久島紗貴さん。東京の高1女子河合光葉さんは〈「頑張って」背中に掛かるその言葉時に重荷に時に翼に〉とうたう。今年も東洋大学から「現代学生百人一首」が届いた▼24回目となり、全国から6万余首が寄せられた。人生を一日にたとえるなら、明けゆく朝を生きる彼ら。逃げ足の速い青春を紡ぐ言葉は、三十一文字(みそひともじ)というより「サーティーワン」とでも呼びたくなる▼若い日に、友達が「人生」を教えてくれる。〈旧友が声変わりしてふと気づく違った道を歩む僕らに〉中3、三谷航平。ときに自分がくすんで見えることもある。〈夢語る友の横顔まぶしくて隣にいるのに遠く思える〉高3、藤島由紀子▼入選した100首のテーマは様々だが、家族を詠んだ作も多い。〈そばをうつ父の姿を眺めてる母の視線はどこかあたたか〉高2、中山芙美。〈「アレ取って」以心伝心「はい、どうぞ」25年の夫婦の絆〉高3、澤田知里▼とはいえ反抗期。〈ひとり見る夏の夕日のうつくしさ今日なら母に謝れるはず〉高1、石井優希。将来への心配に揺れもする。〈就活で不況の闇に呑(の)み込まれ嵐の波間を漂う九月〉高3、岩崎健悟▼だが、喜びを分かち合える幸せがある。〈泣きながら内定決まり一番に電話したのは大切な祖母〉高3、猪尾梓。小学生の部に〈おじいちゃんあんまりゆだんしていると王手しちゃうよまったなしだよ〉2年、藤原祐奈。冬の日だまりのような、暖かさ。

2011年1月20日(木)

自然に色の乏しい冬は、京菓子も雪の白さを愛(め)でるものらしい。「初雪」に始まって「雪の朝」「冬ごもり」「小雪」「大雪」など名前も色々考えて楽しみますと、老舗のご主人山口富蔵さんが「冬の和菓子」という随筆に書いている▼かつて、北国からの客人への菓子を雪の意匠で作ったことがあったそうだ。後日、別の人から、雪国の人は雪を見るだけで気が重くなる、と聞かされて反省しきりだったという。京の老舗らしいこまやかさだが、いささか粗雑なわが頭にも雪国の難儀がいたく分かる、この冬の空である▼四季に恵まれたこの国だが、冬の受け止め方は共通の季節感から外れる。何と言っても雪の有無が大きい。江

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戸時代の越後人、鈴木牧之(ぼくし)の名著「北越雪譜」は「雪を観(み)て楽(たのし)む人の繁花の暖地に生(うまれ)たる天幸を羨(うらやま)ざらんや」と恨み節をつづっている▼この冬も、日本海側で続く雪に、東京の晴れが申し訳なくなる。たとえば秋田市では、年明けから18日までの日照が15時間しかない。片や東京は141時間。豪雪の地では、雪下ろし中の転落などの事故も相次いでいる▼そして、きょうは大寒。「冷ゆることの至りて甚だしき時なればなり」と意味は直截(ちょくせつ)だ。今年の寒さは律義で、けさは各地で氷点下という。律義者らしく、予報では来月の立春ごろまできっちり精勤するらしい▼春が立てば、山口さんの店でも「雪」が消え、緑の餡(あん)も鮮やかなわらび餅「春かぜ」が並ぶ。そうなれば寒さも余寒となる。もうひと辛抱ふた辛抱の日々を、どうぞ息災に過ごされたい。

2011年1月21日(金)

かつて中国で金持ちは「万元戸」と呼ばれた。「元」は通貨の単位である。いまは「千万富豪」と呼ぶらしい。いつしかゼロが三つも増えた。中国の調査会社によれば、車を平均3台持ち、海外旅行を年3回ほど楽しむ暮らしぶりという▼昇竜の勢いの中国で、インターネットにこんな小咄(こばなし)が登場したそうだ。「1979年 資本主義だけが中国を救える/2008年 中国だけが資本主義を救える」。北京の日本大使館公使だった道上尚史さんの著書「外交官が見た『中国人の対日観』」に教わり、抜粋した▼79年は改革開放が緒に就いた年だ。行き詰まりを破るために市場経済への移行を目指した。時は流れて08年のリーマン?ショック以降、世界経済は中国頼みと言っていい。かの国の高揚感をうかがわせる笑話であろう▼昨日は去年の国内総生産(GDP)を発表し、日本を抜いて世界2位が確実になった。足の止まったランナーを一気に抜き去った印象だ。1位の米国を中国では「美国」と書く。目標だった「超日」は、いよいよ天下取りの「超美」に改まる▼43年前、日本は西ドイツを抜いて2位になった。小欄は「へえ、自由世界二位の経済力でこんな生活か」と書いている。今の中国で格差に苦しむ貧困層の不満はこの程度ではあるまい▼富裕層の満足も含め、一党独裁の安定はどこまでも経済成長にかかっていよう。踊り続ける赤い靴をはいてしまったアンデルセン童話を、中国経済は彷彿(ほうふつ)させる。世界を心配させぬ自覚と責任が、銀メダリストの務めであろう。 2011年1月22日(土)

知米家で知られる先輩記者の松山幸雄さんが、かつて米国の大学で学生らに話をした。日本の「企業ぐるみ選挙」の説明をすると、「それは政治学というより文化人類学の領域ではないのか」と質問され、恥ずかしい思いをしたそうだ▼その松山さんが、「米国の知日派の会合で『小沢一郎氏の力の源は何か』と聞かれるのが一番困る」と言っていた。思想的な牽引(けんいん)力があるわけではない。演説は下手。時々雲隠れし、たまに会見してもレベルの高からぬ話――。それでいて政治のリーダーなのが、彼らには何とも不思議らしい▼たしかに、納得させる答えは難しそうだ。日本人にとっても、小沢氏の輪郭はなぞりにくい。今回も、衆院政治倫理審査会に出ると思ったら、あれこれ駄々をこねている。民主党内はきしみ、またぞろのうんざり感が募る▼よく「司法の場にゆだねる」と言うが、一国の政治リーダーの場合、そう単純ではあるまい。権力をゆだねた国民に、潔白を進んで明らかにする道義的責任を常に負う。それを知らぬ氏でもなかろうに、と思う▼のどに刺さったトゲというより、国政の十字路に転がり落ちて動かぬ巨岩だろう。「与党街道」も「野党通り」も渋滞し、クラクションの音ばかり大きい。岩に足が生えぬなら、動かすしかない▼昔、元首相の吉田茂が「反対党は嫌いだが、反対党が強くないと内輪がおさまらない」と言っていた。言にならえば、民主党の内輪もめは野党の弱さゆえだろうか。週明けからの国会、政治学の領域の熟議が聞きたいものだが。

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2011年1月23日(日)

歌人の上田三四二(みよじ)は散策時に作歌した。「歌をつくろうとは思わない。歩くだけでいい……だがそういう道の上で、ふと、歌が落ちてくる……その言葉を唇(くち)にのぼせ、吟味し、よさそうだと胸にしまい込む」と、随筆に記している▼その人が「夕方の散歩で会いたくないものの第一」としたのが自動車だ。〈対向の車の列に擦られつつやはらかき肉わがあゆみ行く〉の一首がある。生身を車列に擦られては、どんな想も落ちてこない▼うわの空でも、心地よく歩きたい。そんな道を取り戻す知恵が、交通戦争と大気汚染の中で生まれた歩行者天国だった。ホコ天の歴史そのものといえるのは、東京の新橋から銀座、日本橋、秋葉原を経て上野に至る中央通りだ。南北5キロ超で一斉に車を閉め出したこともある▼南の銀座と並び、40年近く前から北の名物だった秋葉原のホコ天がきょう、無差別殺傷事件から137週ぶりに復活する。客足の戻りを待つ商店街と、風紀を案ずる町内会が夏までの試行で折り合ったという▼銀座が成熟なら、アキバは途上の街。ハイテクとサブカルが混然とし、先の読めない危うさが漂う。求刑を待つ悪意とは無縁の、愛すべき危うさである。どうか安全に加え、未知、新奇、乱雑の魅力を増幅するホコ天であってほしい▼いつもは通せんぼの車道も、中に身を置けば面としての広さに驚く。ぶらぶらと、センターラインあたりで深呼吸でもして、ささやかな非日常を味わってみよう。こんな時代だから、祝祭の場は大切にしたい。そう、歩くだけでいい。 2011年1月24日(月)

日本車の名前は数あれど、マニアが語り明かせる名跡となるとそうはない。その一つがスカイラインだ。7代目までの開発に携わり、あまたの伝説を残した桜井真一郎さんが亡くなった▼出身のプリンス自動車には、ゼロ戦などを手がけた男たちが集い、1957年の初代スカイラインは「飛行機屋が凝った作品」と評された。代々に脈打つスポーツ魂は、桜井さんが足回りを任された2代目からで、もっぱらサーキットで培われた▼初代より小さな車でレースに挑むにあたって、桜井さんは上級車種の大型エンジンを積むべく、量産型の車体を20センチ伸ばす奇策に出る。かくて生まれた2000GT、通称スカGはイメージを決定づけた▼日産に吸収合併されても、技能集団の遺伝子は3代目に引き継がれた。中でもレースを意識した「GTR」は国内無敵の走りを誇り、今も日産の看板だ。4代目は排ガス対策などで重くなったが、「ケンとメリー」の粋な宣伝でよく売れた▼販売戦略から、桜井さんは「スカイラインの父」にされた。本人は職人の頭領を自称し、「伝える手段は図面のみ」と、鉛筆の線がきれいに引けるまで新人をしごいたという。それでもオヤジさんと慕われ、桜井学校からは逸材が輩出した▼「やれるだけやって、車づくりに心血を注いだ満足感を持って死にたい」。享年81。言葉通りの、うらやましい開発人生である。ケンメリのCM曲でも聴き直し、天に駆け上る丸型テールランプを見送りたい。この耐久財が夢や憧れでありえた時代が、また遠くなる。

2011年1月25日(火)

詩人のサトウハチローや作家佐藤愛子さんの父、佐藤紅緑(こうろく)はおならにうるさかった。「屁(へ)は人生を象徴する。屁に勢いのない奴(やつ)はダメだ」と。「兄たちはおならをしては父に(勢いがないと)叱られていた」。愛子さんの随筆にある▼おならの音量はともかく、気力の有無を外からうかがう材料は多い。顔色、肌のつや、声の張り、背中の丸さ。どれも、時々の心の持ちようで変わる。体は正直だ▼さて、正直者とおぼしき菅首相の施政方針演説である。声や表情には悲壮な覚悟が見えた。この通常国会、日本の政治が更生する最後の機会かもしれない。「今年こそ舵(かじ)を切る」「よろしくお願いします」。決意の言葉を、もどかしげな誘いが追いかけた▼片や自民党の谷垣総裁。党大会で「政権

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を解散?総選挙に追い込む」と額に青筋を浮かべ、演台をたたいたそうだ。その勢いの先は政局にらみの党略か、熟議に応じる責任野党か。両論あるやに聞くが、ここは与党と熟しぶりを競う時だろう▼本家、英国の議場は狭く、議員が密集している。大声でやり合うと知恵が飛んでしまうからだと、外山滋比古さんの著作に教わった。冷静な議論と、実のある妥協に導く工夫らしい。翻ってわが国会、すでにかなりの知恵が蒸発している▼外山さんは「思い切ってゆっくり話すと案外たくさんのことが言える」と、早口も戒める。内外の国難を思えばまくし立てたくもなろうが、どうか賢く熱くなって、密度の高い論戦にしてほしい。国民の採点基準はおならの、いや声の大きさではない。 2011年1月26日(水)

カステラや金平糖など、和の空気をまとう渡来品は多い。童謡「ちょうちょう」の元歌はスペイン民謡、「むすんでひらいて」の作曲者はフランスの思想家ルソーだという▼『日本の唱歌』(講談社文庫)からさらに引くと、〈小ぎつねコンコン、山の中〉の「小ぎつね」はドイツ民謡だ。詞は〈草の実つぶして、おけしょうしたり〉と可愛らしく続くが、元の大意は「こらキツネ、ガチョウを返さねえとズドンとやるぞ」と趣を異にする▼さて、「あおげば尊し」の原曲が、どうやら19世紀に米国で作られた「卒業の歌」だとわかった。日本では明治期、文部省で詞を合議して小学唱歌集に載せたというが、出自は「唱歌最大の謎」とされてきた。ちなみに先の文庫本は、作曲は日本人とする説を紹介している▼謎を解いたのは米英民謡に詳しい一橋大名誉教授、桜井雅人さん(67)。欧米の古い教科書や賛美歌を探るうち、1871年に米国で出版された歌集に同じ旋律を見つけたという▼ただ、友との別れを惜しむ原詞には、歌の味わいを決める「わが師の恩」「身を立て、名をあげ」の句がない。日本版はどうも、国家が期待する人間像を紛らせたようだ。唱歌自体、西洋文化を学ばせる国策だった▼だんだん歌われなくなったのは、この創作部分ゆえと聞く。門出の場で教師が恩を売り、立身出世を強いるのはまずいと。ごもっともだが、歌の故国が判明した今、これはアメリカンドリームの奨励と解釈し直したい。厳かな曲調といい、若者の背中をドンと押すには悪くない。

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