言葉に関し、日中文化をも参照しながら、用法について研究を試みたいものである。忌み言葉それぞれの特徴を中心に、その原因を探り、日中文化についての理解を深める。
第1章 忌み言葉の概念
「禁忌」は国際学術界で「タブー」(英語で「taboo ? tabu」)と称する。その本来意味は「神聖なもの」、「触れてはいけないもの」である。
言語は人間が音声または文字を用いて思想?感情?意志などを伝達したり、理解したりするために用いた記号体系と定義される。 言語は一種の符号で、語義とは必然な関係を持っていない。しかし、人間は第二信号系統機能を持っているので、連想を通して、言語とある実質的な内容の間にある関係を発生させる。それで、人間は言語という符号とその符号が関連する真実な内容の間に、同一の反応関係が存在していると確信するようになった。忌み言葉がこういう生理機制の背景に生まれたものである。
忌み言葉は、人の言語行為を禁忌の対象とするものである。 『国語大辞典』は「忌み言葉は忌み慎んで言わない言葉、宗教上の理由、または不吉な意味を連想させる発音によって、使うのを嫌う言葉である」と定義する。また、『広辞苑』によると、忌み言葉は不吉な意味や連想をもつところから、忌みはばかって使用を避ける語、またはその代りに用いる語だそうである。
しかし、社会の発展と時代の変化につれて、言語は社会現実を反映し、文化を広める道具としていつも変わていく。忌み言葉も例外ではない。忌み言葉は以前よく不吉?不潔?俗っぽいことを避ける言葉と話題であるが、今、もっと多くの内容が含められる。
葛校琴の研究によると、およそ付き合いと公共場合で、相手或いは公衆の反感と不快を買うことができる言葉などの表現は、みな忌み言葉の範囲に属すると言っている。
総じて言えば、「忌み言葉」という言葉には、二つの意味がある。一つは、その動機はなんであっても、それを使うことを忌み嫌う語という意味である。もう一つは、そういう使わない語があると、生活上いろいろ不便が起きるため、その代用語として使う語のことである。
第2章 中国における忌み言葉
2.1職場に関する忌み言葉
万建中は「社会集団が別人を自分の話しを理解できなくさせる、集団内部の秘密を保持するために、その集団の内部だけにしか通じないことを意図して、人為的に職業言葉を作る」と述べている。集団内部の利益を損なわないように作った職業言葉は一種の忌み言葉と言えるだろう。また、危険な仕事をする人間は日常生活で他人よりもっと縁起悪い言葉を忌み嫌うそうである。これは当たり前のことだと思われる。仕事は危ないほど不幸なことを起こる可能性が高いと考えられる。 これから、商業、芝居と漁業という分野での忌み言葉を述べる。 2.1.1商業での忌詞
中国では「商場は戦場のごとく」という俗語がある。商人たちはみんなお金を稼ぐことを第一の狙いとする。お互いに競い合って、元手を割ることを避けようといつも注意している。それで、それに関する忌詞が次々できた。
言葉は地方性という特性があるから、商業についての言葉もこの特性がある。したがって、地域によって、商業の忌み言葉が違いがある。「 关门 」は商業が上手に行かないという意味があり、「耗子」の「耗」
は「损耗」の「耗」と発音が同じである。従って、北のほうの商人は「 关门」「耗子」を忌み嫌い、「打烊」「老鼠」に言い換えた。四川の商人は?舌?を言わず、「折本」の「折」と発音が同じからである。「猪舌」を「猪招 财」、「牛舌 」を「牛招 财」に言い換える。 生計に関する言葉だけでなく、縁起の悪い言葉も、言語禁忌の範囲に属するのである。薬屋、棺おけ屋の主人は絶対にお客さんに「再来坐」、「欢迎再来」のような話を口にしてはいけない。「再得病」、「再死人」と呪うような感じがするからである。 2.1.2芝居での忌詞
芝居の劇団は大きな集団ではないが、特性があるので、それなりの文化を形成したのである。言語禁忌はその文化の一面を反映したのである。もっとも注意すべきのは「散(s?n)」という漢字である。「散」は「傘」と同音なので、「傘」を禁忌とし、「雨遮」、「雨盖子」或いは「聚笠」と言い換えた。
また、例えば、彼女はある日「等一会,我去歇歇!刚跑到这儿,浑身都是汗,累的都散了架了!」と言った。これを言ったばかり、上司に叱れられた。「散班」はかれたちにとって災難であるから、「散」はもっとも忌むべき言葉である。 2.1.3漁業での忌詞
神様に祈るだけではなく、言葉使いまで、注意深く使っていた。古代から、漁民たちはよくない言葉を重視して、絶対口に出さない。 川劇『秋江』には漁民と陳妙常とはこのような台詞がある。 漁民:姑姑你贵姓? 陳:我姓陈。
漁民:(指陈)……说不得!
陳:我当真姓陈。
漁民:我们青龙背上就禁忌这个。
青龍背というのは船運という職業である。この対話から漁民は陳妙常が自分の名字が陳であることを聞きたくないことが分かる。陳(chen)は「沉船」の「沉」(chen)の発音が同じから、不吉で、忌み嫌われる。このように、ほとんどの地域の漁民は「盛饭」を「添饭」という。それは、「盛」は「沉」と同音だからである。 2.2日常生活に関する忌み言葉 2.2.1出産についてのもの
出産に関する禁忌が、主に不妊、出産の不順などに関する縁起の悪い言葉である。
花嫁がギョーザを食べるとき、他の人が、「生不生?」と聞いたら、花嫁は絶対に「不生」と答えてはいけなく、「生」と答えるべきだ。これは、花嫁が順調に出産できるという意味を持つ。 2.2.2病気についてのもの
軽い病の場合は「微恙」(「恙」は軽い病気のことを指す)というのである。病気にかかると「染恙」という。流産することを「小产」という。ニキビは「青春痘」というのである。 2.3数字に関する忌み言葉
中国の場合は、「四」は「死」と発音が似っているから、忌み憚っているのである。お客様が四名のとき、「三位加一位」という。また、「二百五」、「三八」、「十三点」などのような数字は悪口と関係があるから、禁忌すべきである。 2.4儀式に関する忌み言葉 2.4.1結婚式についての忌み言葉
中国語の「送钟」は不吉なこと「送终」と発音が同じからである。また、刀と鋏も送らない、これらは「一刀両断」という意味を持つ。 2.4.2葬式についての忌み言葉
人間にとって死は一番恐ろしい、不吉なことである。「死」は忌み嫌われていろいろな代用語がある。例えば、「辞世、谢世、毕命、弃堂帐、物化、损身、陨没、合眼、终天年、风化、亡逝」などがある。また、死に関する事物も言語禁忌の対象として、特別の名称がある。たとえば、棺おけを「寿板」、「 长生板」、「六 块板儿」といって、人が死んだあと、着る服を「寿衣」、「寿帽」という。
第3章 日本における忌み言葉
3.1職場に関する忌み言葉
職場における会話は、話し方や尊敬語や謙譲語といった言葉遣いなど、気に掛けなければならないことはいくつもあるが、もちろん内容にもタブーは存在する。職場では知らなかったから、配慮を欠いて失言、失態を露呈してしまえば、円満な付き合いをすることができなくなる。
収入?宗教?政治?家庭問題などの話題はタブーだといわれてきた。要するに、ビジネスでの会話で、話し方やその内容には充分に注意を払ったほうがいい。
会社の場合では、要領よく報告でき、あるいは的確な表現で話ができる能力が必要である。例えば、「?の方(ほう)」という表現である?「お客様のほうから、契約書のほうをいただきました」とか、「私のほうから稟議書のほうを回させていただきます」というようなことがよく聞こえる?こういうのは、スマートな表現方法とは言えない?聞いている相手も、何だかへんな感じがある。
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